ハイブリッド豊胸

ハイブリッド豊胸のよくある質問に、美容外科医 大橋昌敬が回答します。

ハイブリッド豊胸とは?

シリコンバッグを挿入した後で、バッグを覆うように脂肪を注入する豊胸術です。

大橋ドクターの解説

大きさも自然さも両方諦めたくない方におすすめ

大幅なボリュームアップが可能なシリコンバッグ豊胸ですが、形や感触の不自然さといったデメリットがあります。一方、脂肪注入豊胸は、柔らかいナチュラルなバストに仕上がる反面、2カップ以上の大幅バストアップが難しいという懸念点があります。ハイブリッド豊胸は、この2つを組み合わせた豊胸術です。シリコンバッグの挿入と同時に脂肪を注入することによって、デメリットを補い合い、大きさと自然さの両立が可能になりました。

実際のハイブリッド豊胸の症例

施術名 プレミアムハイブリッド豊胸
施術概要 シリコンバッグの挿入と脂肪注入豊胸を同日に実施。シリコンの異物感を脂肪の柔らかさでカバーすることで、大幅なサイズアップと自然な手触りを両立させる。
施術費用 ¥1,296,000(税込¥1,425,600)※モニター価格
モニター募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。
▷【プレミアムハイブリッド豊胸モニター募集】
副作用・リスク 施術後には一定期間、痛み、浮腫み、内出血、こわばり等の症状が見られることがあります。また、この他にも予期しない症状が現れる可能性がありますので、術後異常を感じた際には速やかにご相談ください。

実際にハイブリッド豊胸をして柔らかいバストを手に入れられた方がいらっしゃるので、ご紹介しましょう。こちらの女性は元々、右胸の大胸筋下に295ccのテキスチャードタイプの(表面がザラザラしている)バッグを、左胸の大胸筋下に300ccのスムーズタイプの(表面がツルツルしている)バッグを入れられていました。「どうしても胸のボリュームは落としたくない」かつ「柔らかな胸が欲しい」とのことで、バッグを両胸とも160ccの小さなものに入れ替えて、脂肪注入豊胸(コンデンスリッチ豊胸)を行いました。

仕上がりは論文でも報告されている

ちなみに、ハイブリッド豊胸は医学論文の中でも、バストの仕上がりを整えるには良い方法だと紹介されています。 日本人の場合、もともとバストの脂肪量が少なく、上記論文と同等の大きさのバッグ(平均約250cc)を注入すると、いくら脂肪でカバーしても”硬い””不自然”だと感じる方が多いので、100~160ccの小さめのバッグ+自分の脂肪という選択を私は推奨しています。

メリットは?

シリコンバッグと脂肪の双方のメリットを生かしているため、大きさと自然さの両方を叶えられることです。

大橋ドクターの解説

痩せていてもしっかりバストアップ

痩せている方にシリコン豊胸をする場合、手触りや見た目に違和感が残る可能性があります。ハイブリッド豊胸はシリコンの周囲の皮下組織を補う施術なので、見た目や手触りの違和感を解消できます。

細かなバランス調整も可能

バストは左右対称ではありません。シリコンバッグを挿入することで、この違いが際立ってしまうこともあります。ハイブリッド豊胸なら、こうした違和感を低負担に解消できます。

すでにシリコンバッグが入っていて、さらにバストアップしたい場合に最適

バッグ挿入後、しばらくしてさらにバストアップしたいと来院される患者様がいらっしゃいます。シリコン豊胸後にさらにサイズアップしたい場合、通常、バッグを大きなサイズに入れ替える大がかりな再手術が必要になります。ハイブリッド豊胸なら、バストアップしたい分の脂肪を注入するだけで、サイズアップが可能です。

ダウンタイム中どんな症状がある?

バストと脂肪採取部位に痛みや腫れ、内出血がでます。

大橋ドクターの解説

主な症状

手術当日~2週間程度、バスト全体や脂肪を採取した部位周辺に以下のような症状があります。
・痛み(強い筋肉痛のような痛み)
・腫れ、違和感
・内出血

ダウンタイム中の注意事項

術後3ヵ月頃までに脂肪は定着します。この間は、健康的でバランスの良い食事を心がけましょう。また、バストを圧迫しないことも大切です。おタバコを吸われる方は、術後3ヶ月までは我慢をお願いいたします。過度なダイエットや、バストの圧迫、喫煙は、脂肪の定着に悪影響を及ぼしますので、ご注意ください。

ダウンタイムの軽減に効果的な「エクソソーム点滴」

エクソソームには血管の新生を促し組織の修復を早める働きがあります。ご要望の方には、このエクソソームを点滴で全身に投与。これによって、術後に見られるむくみ、内出血、痛みの軽減が期待できます。

傷跡は残る?

切開の位置を工夫することで、目立ちにくくすることは可能です。

大橋ドクターの解説

シリコンバッグ挿入する際の切開位置

挿入位置は、わきの下であるケースと、アンダーバストのケースがありますが、日本では傷跡が少ないわきの下からの挿入が主流です。わきの下から挿入する際は小さな傷跡ですみますが、うまく入れないとバッグがシワになるので高度が技術が求められます。

シリコンの形が浮き出ることはある?

体型や身体の状態からバッグの形が表に出にくい方法で挿入できます。

大橋ドクターの解説

シリコンバッグを挿入する位置は、「乳腺下」「大胸筋下」の2箇所です。シリコンバッグを入れる場所や入れ方を工夫することで、バッグの形が浮き出ない、自然な仕上がりが期待できます。

乳腺下法

大胸筋の外側にバッグを挿入する方法です。
・メリット
他の挿入部位に比べ、痛みが少ない。乳腺が厚い人(元々乳房が大きい方)は、より自然なシルエットに。
・デメリット
痩せている方は、バッグの形が分かってしまう。被膜(カプセル)拘縮を起こした時、変形が表面上にでやすい。

大胸筋下法

大胸筋の下に挿入する方法です。
・メリット
乳腺や皮下脂肪が薄く、バッグの輪郭が出やすい方に最適。

・デメリット
術後にかなりの痛みを伴う可能性がある。バックの動きが悪い。大胸筋を直下に触れるため固く感じることも。

より自然な仕上がりを求める方は、ハイブリッド豊胸の進化版「プレミアムハイブリッド豊胸」がおすすめ

一般的なハイブリッド豊胸は、デコルテのみに脂肪を注入する場合もあり、バッグの形や硬さが目立ってしまうことがありました。
プレミアムハイブリッド豊胸は、より自然に仕上げるために、シリコンバッグを包むようにバスト全体に脂肪を注入。デコルテ部分は皮下だけでなく、大胸筋内にも脂肪を注入することで、より大きく、自然な仕上がりを実感いただけます。特にバッグの輪郭が出やすい痩せ型の方や、バレずにボリュームアップしたい方におすすめの豊胸術です。

しこりができることはある?

脂肪に不純物が混じっていたり、1カ所に塊で脂肪を注入してしまうと、しこりになる可能性があります。

大橋ドクターの解説

しこりになる可能性はありますが、脂肪の質と注入方法を気を付ければリスクを最小限に抑えられます。

しこりを作らない工夫

➀良質な脂肪を注入する
組織に定着しやすい脂肪の特徴は、不純物がしっかり取り除かれていることと、幹細胞の濃度が高いこと[1]。 この条件を満たしたコンデンスリッチ法で加工した脂肪を注入することでしこりが生じるのを回避できます。

②分散して注入する
たとえ良質な脂肪でも、注入方法が正しくないとしこりの原因となってしまう恐れがあります。1カ所にまとめて注入すると、脂肪細胞に十分な酸素が行き渡らず壊死してしまいます。
脂肪は1カ所に塊で注入はせず、細く伸ばして皮下のさまざまな層に丁寧に注入することが重要です。
脂肪を麺状にして注入する技術は「2.4mmヌードルインジェクション」、分散注入の技術は「マルチプルインジェクション」と言います。これらの技術はしこりの回避と脂肪の定着率アップに有効です。いずれも医学的な根拠に裏付けられています[2][3]

ハイブリッド豊胸をした後にシリコンだけを取り除くことはできる?

施術後、シリコンバッグだけを取り除くことは可能です。

大橋ドクターの解説

しこりになる可能性はありますが、脂肪の質と注入方法を気を付ければリスクを最小限に抑えられます。

シリコンバッグを脂肪に置き換えることが可能

シリコンバッグは、乳がん検診用のレントゲン(マンモグラフィ)にははっきりと写るので、将来的には除去したいとお考えになる方は少なくありません。
ただし、バッグを除去した後のバストはサイズダウンしますし、見た目の萎んだように垂れて見える可能性があります。そのような場合、当院ではバッグ除去と同時の脂肪注入豊胸をご提案しています。シリコンバッグを除去した後のバスト内はスペースは広いので、脂肪が定着しやすい好ましいコンディションだからです。

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ドクターカウンセリングでは、豊胸によってどのような変化を望んでいらっしゃるかを伺い、
バストのご状態を踏まえて、一人ひとりに合った最適な手術プランをご提案します。

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※当施術は薬事認定可であり、自由診療となります。